昼休み、気温はまさかの 31℃。
10月下旬とは思えないほどの暑さで、オフィスの空気より外の風のほうがまだ心地よさそうだった。
そんな陽気に誘われて、愛車の ジオスMITO を連れ出し、海へ向かった。
MITOの砂漠色は、強い昼の光を受けると一段と存在感を増す。
舗装路を軽やかに進みながら、昼の空気を切り裂くように走る感覚が心地よい。
さすがグラベルロード。どんな路面でも気持ちよく前へ進んでいく。

海に到着
海に着くと、陽射しは強いのに風はやわらかく、潮の香りがふっと鼻をかすめた。
ポットに入れてきた珈琲を取り出し、波の音を聞きながらひと息つく。
昼休みとは思えないほど、時間がゆっくり流れていく。

昨日のナンバーズ
そんな穏やかな時間の中で、ふと先日の ナンバーズ3 のことを思い出した。
予想は見事に的中していた。
しかし――買っていなかった。
当たりを逃したというより、当たりがこちらをすり抜けていったような感覚。
MITOの走りは絶好調なのに、運だけは別方向へ走っていったらしい。
でも、こうして昼の海で珈琲を飲みながらMITOを眺めていると、
「まあいいか」と自然に思えてくる。

砂漠色のフレームは、昼の光と海の青に溶け込み、まるで旅の途中のワンシーンのように佇んでいた。
数字は逃したけれど、今日のこの時間はしっかり手に入れた。
MITOと走った道のり、海風、珈琲の香り。
当たりよりも価値のあるものが、ちゃんとここにあった。

