FD-4500(ティアグラ)から
FD-5801(105)に交換をしました。
FD-5801
特徴
デュラエースFD-R9100やアルテグラFD-R8000シリーズと同様にケーブルアジャスト機能がフロントディレーラー内に搭載された。
トグル機構(手この原理の一種)の採用で動作完了に近づくにつれて出力がアップする。
それにより、FD(左手側)のシフト動作が軽く感じられるようになった。
FDにワイヤーの張りを確認できるインジケーターが付いたことで、ワイヤー張りの作業が楽になった。
使用工具
5mmアーレンキー
フロントディレーラー取外(バンド式)
まず始め、チェーンを取外します。
チェーンの取外し方法は、リアディレーラー(RD)交換を参考にしてください。
次に、5mmアーレンキー(左回転)でシフトワイヤーを取外す。
ワイヤー取外し後、5mmアーレンキー(左回転)で固定バンドを取外します。
バンドを広げて、フレームからフロントディレーラーを取外せば完了です。
フロントディレイラー取付(バンド式)
アウターギアーとチェーンガイドプレートが平行になるようセットします。
赤色シールでアウターギアーと外ガイドプレートとの隙間を0~2mmに合わせます。
設定した位置を動かさないようにアーレンキー(右回転)で固定し取付けます。
シフトワイヤー取付
FD-5801の場合、シフトワイヤーの取り回し方が変わるため、ワイヤーが少し長めに必要になります。
長さが足らなければ、新しいワイヤーへの交換をお勧めします。
適正にワイヤーが張れていれば、フロントギアーをアウターに入れたとき、インジケーターの白ラインが一直線上になります。
トリム調節
チェーン位置がフロント × リアで①②の場合
①アウター × ロー ・・・・ガイドプレート内側の隙間を0~0.5mmにトップ側トリムで調節する。
②インナー × トップ ・・・ガイドプレート外側の隙間を0~0.1mmにロー側トリムで調節する。
F-5801から新しくチェーンガイドプレート内側の両方にスキッドプレートが取付られたため、チェーン接触による音鳴りを軽減できるようになった。
トリム調節まで終われば、取付完了です。
まとめ
交換後、走行して一番に感じた事は、シフトチェンジの軽さだ。
従来のFDだとシフトレバーを押し込まなければ、変速がスムーズに変わらなかった。
FD-5801は、シフトレバーに始め少し力を加えるだけで、スムーズに変速してくれる。
インジケーターが付いたことで、適正な強さでワイヤーを張ることが楽に出来るようになった。
正確にかつ簡単にトリム調節が可能になったことで、チェーンの脱落の心配がなくなった。
また、新旧11速クランク全てと互換性があります。
フロントディレーラーは、低価格で交換できるパーツであり、交換することで大きな変化を感じられます。
是非、フロントディレイラーをカスタマイズにしてみてください。