MTBはオフロードを走るためのフレーム設計、パーツで構成されています。しかし、実は街乗りとしても大変乗りやすく使い勝手が良いバイクです。
MTBを通勤で使用するため、変更すべきパーツを紹介したいと思います。
MTB通勤使用
次の3つのカスタマイズをおすすめします。
- タイヤを細く、スリックタイヤにする
- サドルを衝撃吸収力の良いものにする
- ハンドルの高さを低くする
タイヤ交換
MTBに標準装備されている太めのブロックタイヤ、これを細めのスリックタイヤに交換することで、スピード、乗り心地が劇的に変わります。
一般的に売られているMTB(ホイールのリム幅23~25mm)であれば1.5~2.35インチ幅のタイヤが推薦されています。
私のMTBのホイールは、サイズがM615/TM840F(推薦タイヤ幅26×1.25~2.20)です。
今回、26×2.25サイズであるタイヤを 26×1.25サイズに変更しようと思います。
タイヤの脱着、交換方法についてはこちらのページを参考にしてください。
タイヤ比較
タイヤの重量測定
タイヤ交換の前後で前輪、後輪合わせての重量が約670g軽くなりました。
タイヤ交換においてチューブもタイヤサイズに合った規格に交換する必要があります。
タイヤチューブが細く軽くなるため、タイヤ全体の重量はさらに軽くなることになります。
タイヤ幅を1.25インチに交換後、空気圧を4.5kgf/㎠以上にして走行した時、路面からの振動がハンドルにどうしても伝わりやすくなります。
振動が気になる場合は、衝撃吸収ゲルやクッション付きグローブを使用する事をおすすめします。
サドル交換
毎日の通勤にとってお尻が痛くならないサドルを選ぶ事は重要です。
身長、体重、骨盤の大きさによって自分に合ったサドルを選ぶ事が一番ですが、やはり良いサドルとなると数万円はかかってしまいます。
そこで、数千円から購入できるお尻が痛くならないサドルとしてお勧めなのが、レール部分がクロモリのサドルです。
クロモリレールがしなる事で、お尻への衝撃を吸収してくれます。
サドル重量測定
サドルの取り付け
サドルの角度調節
サドルの角度調節は、人によって好みがあると思いますが、サドルの前方を後方より少し高くなるよう、前上がりの角度をつけて取り付けることでお尻の痛みを軽減できます。
サドルの高さは、ペダルが一番下にある状態で膝がまっすぐ伸びるくらいの高さが、最もペダルに力が伝わりやすいとされています。
高さの調節は、足が地面に届く範囲で行ってください。
ハンドルの高さ調節
マウンテンバイクのハンドル高は、ロードバイクやクロスバイクに比べると高めに設定されています。
舗装路で平均速度が18~30km程度のスピードで走行する場合。
ハンドル高を低くする事で楽なポジションでスピードが出すことができ、走りやすくなります。
ハンドル高調節方法
ボルトを緩め、ハンドルをサスペンションフォークから引抜きます。
ハンドル引抜き後、コラムスペーサーを取外します。
サドル高を仮に決めておきます。ハンドル高は、サドル高とのバランスが重要です。
サドルに座った状態でハンドルを握り、一番乗りやすい高さになるよう、コラムスペーサーでハンドル高を調整します。
高さが決まれば、ハンドルステムをボルトで固定します。
最後に残ったコラムスペーサーをステムの上側のサスペンションフォークに戻し、ボルトで締付固定すれば完了です。
まとめ
改良の前後で平均速度が約3kmアップ、片道13Kmの通勤時間は45分程でした。
ロードバイクに装着されてある700×23C等の細いタイヤの場合、段差やグレーチングに気を付けて走行しなければ、転倒、破損につながる恐れがあります。
しかし、MTBであれば段差を気にせず走ることができます。
コンポーネント、サスペンション、ブレーキ等のパーツも豊富に販売されているため、パーツを交換する事でさらに乗りやすく、高性能な自分だけのバイクにカスタマイズできます。
パーツの交換、調節を行うことでMTBは、通勤用自転車として十分に適したバイクであると言えます。
今回、手軽に大きな変化がわかる改良箇所として、3点紹介させてもらいました。
今後さらに乗りやすく実用的なバイクにするため、改良点を順次紹介していきます!