ロードバイク、マウンテンバイクなどスポーツバイクにスタンドを付けない人の割合は多く、自転車を止めるためには倒したり、フェンス等を利用して鍵で括り付けるなどの方法を取らなければならず、実際のところ不便です。
通勤や街乗りで使うなら、やはりスタンドがあった方が便利です。
そこで、そんな問題を解消するバイクスタンドを紹介したいと思います。
クランクアーム固定型スタンド
クランクアームを利用して固定自立させるタイプのスタンドです。
重量も軽く、折りたたむ事でコンパクトになり、ポケットやサイクルバックに入れて持ち運ぶ事ができます。
安定性においては、やや不安です。
TOPEAK フラッシュスタンドの場合、スリム(TOL14700)ロードバイク用とファット(TOL15600)MTB用の2種類があります。
クランクアームの太さは、メーカーやモデルによって異なるため、自分のバイクのクランクに適合したサイズを購入してください。
BB固定型スタンド(センタースタンド)
ボトムブラケットに嵌めて固定する自転車スタンド。
使わないときはチェーンステーと平行に収納できるので、目立たないく見た目を損なわずに取付けできるのが良いところです。
カーボンフレームの自転車にも取付け可能です。
重量は約160g、センタースタンドということもあり、安定性は良いです。
N+1ボトムレッグ(センタースタンド)の場合、SM-BBR60 BSA、新型ホーロテック2には、取付けできません。
アップスタンド
あらかじめ後輪のシャフト部分に付属の小型アタッチメントを固定しておき、走行中はスタンドを取外し、使うときだけスティックタイプのスタンドをアタッチメントに挿入して固定するスタンドです。
アタッチメントの素材は鉄であり、シャフト側に装着されているマグネットで固定されるため、簡単に抜け落ちることがありません。
バイクに取り付けるアタッチメントは、重量約15 g。
スタンド自体は、カーボン製で重量40 gと超軽量です。
安定性は良いが、過度な重量が掛かると割れ易い。
使い勝手や携帯しやすさで言えば一番だと思います。
ボトルゲージ固定型スタンド(携帯折り畳み式)
ラバーコード入りポール(脚)をボトルゲージに取付けた専用金具に差し込み固定します。
ポールは、軽量(約119グラム)で折り畳みができ、折り畳み時のサイズは少し大きめの約14cmです。
車種やフレームサイズに合わせ脚の長さ、専用金具の角度の微調ができるようですが、取付けるボトルケージの台座位置によって、取付けが難しい場合があります。
価格は、お手頃です。
クイックリレーズ(QR)スタンド
名前の通りQR(クイックレリーズ)に取付けるスタンドです。
クイックレリーズに挟み込むだけで取付け可能。
クイックリレーズでタイヤを固定するタイプの自転車であれば、一般的なスポーツバイクで採用されているストレートドロップエンドやロードエンドのどちらでも取付け可能です。
フレームのエンドスリットに回転を防ぐ突起が付いたパーツを挟み込んで取付けることで、回転防止ができます。
普段使いにおいては、固定力に問題ありません。
スタンドが必要な時は取付けておき、週末のツーリングなどでは取り外す事で、快適に走行すことが可能です。
クイックリレーズ(QR)スタンド取付
私が購入したクイックリレーズ(QR)スタンドです。
QRスタンド取付部分(表側)
QRスタンド取付け部分(フレーム取付側)
固定角度は、回転防止バーツをボルト(縦)で調節します。
スタンド上げ下げ時の回転防止を防ぐため、回転防止パーツをエンドスリットの幅に合うように、ボルト(横)で調節します。
回転防止パーツをフレームのエンドスリットに差し込み後、クイックレリーズで挟み込みます。
スタンドを下した状態で路面との角度を合わせます。
路面と直角より前側に傾ける事で、立てた時に車体が安定します。
角度が決まれば、クイックレリーズを固定。
取付け完了です。
まとめ
スタンドを直接フレームに取付けると、フレームに傷が付いてしまいます。
また、チェーンステイの形状によってはキックスタンドが取付けできないバイクもあり、他のスタンドを選択する必要があります。
フレームに直接取付けるスタンド以外にも車体取付タイプ、携帯タイプがあります。
車体に取付けるタイプはボトムブランケット(BB)、クイックレリーズ、(QR)、ボトルケージに取付けるタイプがあります。
走行の目的によって脱着が可能なタイプもあります。
携帯タイプは、折り畳み可能とそうでないタイプがあります。
それぞれ取付け方法も簡単で、価格帯もキックスタンドとほとんど大差ありません。
走行目的に合わせたスタンドを選ぶことが、スタンド選びの重要なポイントだと思います。