待ちきれない昼休み
昨日の雨がすべてを洗い流したのか、今日の空は驚くほど高く澄んでいた。
窓の外の青空を見た瞬間から、午前中の仕事がやけに長く感じられて、時計の針が正午に近づくのをそわそわと待っていた。
一から組んだMITOにまたがって、川へ

昼休みに入るやいなや、GIOS MITOにまたがる。
この一台は、フレームだけの状態から、パーツを一つずつ選び、自分の手で組み上げてきたバイクだ。
砂漠色のグラベルロードは、秋のやわらかな日差しを浴びて、フレームがほのかに金色を帯びて見えた。
目指すのは川。
走り出すとペダルは軽く、ふくらはぎにちょうどいい張りが戻ってくる。
自分で組んだ愛車が思いどおりに応えてくれる感覚は、何度味わっても飽きない。
川沿いの道に出ると、景色が一気に開けた。
水面は昼の光を細かく砕いて揺れ、対岸の草は風に合わせて波のように傾いている。
舗装が荒れた場所や砂利の混じる区間でも、MITOのタイヤは迷わず路面をつかみ、車体はぶれずに前へ進んでいく。
グラベルロードを選んでよかったと、こういう瞬間に思う。
土手で味わう、コクのブレンドコーヒー

土手のそばで止まり、持ってきたコクのブレンドコーヒーを注ぐ。
立ちのぼる湯気に深くまろやかな香りが混じって、走って少し乾いた喉にゆっくり染みていった。
耳に届くのは、川の流れる音と風の音だけ。
40回分の数字が教えてくれたこと

その静けさの中で、ふと昨日の作業を思い出した。
ナンバーズ3の過去40回分の数字を並べて、偏りや流れを調べてみたのだ。
結果は、確率的にみても全体としてほぼ偶然の範囲。
ただ、百の位だけは前回と同じ数字が続く場面が多く、小さな癖のようなものがあった。
もっとも、その傾向を頼りに過去を振り返って当てようとしても、的中はゼロ。
数字の世界は、そう簡単には尻尾をつかませてくれない。
それでも、遊び心で選んだ今日の一本は「643」。
根拠はごく薄いけれど、川辺で数字を思い浮かべているだけで、なぜか楽しい。
当たるかどうかは、結果が出る夜までのお楽しみだ。
軽やかな足取りで、午後へ

走ることも、数字と向き合うことも、日常にちょっとした彩りを足してくれる。
川面の光とコーヒーの香りに包まれたまま、MITOのサドルに腰を戻した。
午後の仕事へ向かう足取りは、行きよりもずっと軽かった。
