比較するため有線、無線、スマートフォン連動の3タイプのサイクルコンピューターを1台の自転車に取付けて計測を行いました。
計測条件
天候晴れ、高低差74mの緩い上り坂、距離約13㎞を走行し計測を行った。
計測結果一覧表
名称 | VELO9 | MICRO WIRELESS | STRADA SMART |
走行時間TM | 48’25” | 49’19” | 47’08” |
走行距離DST | 13.05㎞ | 12.92㎞ | 12.94㎞ |
平均速度AV | 16.10㎞ | 15.70㎞ | 16.00㎞ |
最高速度MX | 29.80㎞ | 29.40㎞ | 28.60㎞ |
走行時間【TM】について、MICROWIRELESS(最大値)と STRADA SMART(最小値)で約2分程差が出ました。
走行距離【DST】 について 、ほとんど差はありませんでした。
平均速度【AV】 について、誤差は±1㎞以内でした 。
最高速度【MX】 について、 誤差は ±1㎞前後でした。
結果について
走行距離にほとんど差はなく、走行速度は±1㎞前後とわずかな違いでした。
STRADA SMARTが他の2つと比べ 走行時間が1~2分短かった事や走行中、速度表示がワンテンポ遅れる現象がありました。
その原因としては、スマートフォンのGPS位置測定機能による誤差からであると考えられます。
走行後の平均、最高速度の記録データには速度表示のタイムラグ(誤差)による影響は出ていませんでした。
実際に3つのサイクルコンピューターを比較してみると、普段使用において影響が出る程の大きな差はなかったです。
まとめ
MICRO WIRELESS など無線タイプは、携帯の電波などの影響を受けやすいためまれに数値がおかしな値を記録することがあります。
計測に安定さを求める場合は、 VELO9など 有線タイプを使用するのが良いです。
通勤で使用するにはどのタイプでも問題ありませんが、同じ道を往復する場合は走行ルートの記録はあまり必要ないため、有線or無線タイプ。
MTBで悪路を走る場合は、配線が邪魔にならない無線タイプ。
始めて走る場所やトレーニングデータを残したい場合は、スマートフォン連動タイプといった具合に用途に合わせてサイクルコンピューターを選ぶ事が良いと感じました。
自転車ライフを楽しませてくれるサイクルコンピューター、走行目的に合ったサイクルコンピューターを選ぶ事が重要であり、その上でこの記事を参考にして下さい。