使用工具
ハンマー、プライヤー、9mmスパナ、5mm六角レンチ
ハンドル、ステム取外
取外前
六角レンチでステムにハンドルが付いた状態のままで取外します。
ハンドル、ステムの取外については、この動画を参考にしてください。
ディスクブレーキ取外
9mmスパナでブレーキワイヤーを緩めます。
ブレーキ本体をFサスペンションに2か所固定してあるボルトを5mm六角レンチではずし、ブレーキを取外します。
Fサスペンション取外
メンテナンススタンドでフレームを持ち上げ固定、ハンマーでFサスペンションコラムを上から叩いて取外します。
メンテナンススタンドがない場合は、片方の手でフレームを持ち上げて行うと良いです。
厚めの木製板などをハンマーとFサスペンションコラムの間に挟んで叩くことで、コラムに傷付けずに取外せます。
取外し完了
フロントサスペンションの選び方は、こちらの記事をご覧ください。
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Fサスペンション取付
下玉押し取付
新しいフロントサスペンションに交換する場合は、下玉押し、スターファングルナットの取付が必要になります。
下玉押しは、圧入不要な割入りをお勧めします。
手でファークコラムの上から押し込むだけで、簡単に取付が可能です。
購入時は、下玉押しのコラム径がFサスペンションに対応しているかどうか、注意してください。
Fサスペンション上部パーツ
スペーサー
ベアリング
Fサスペンション下部パーツ
ベアリング、スペーサー、下玉押し
Fサスペンションに、下部パーツをあらかじめ取付た状態で、フレームチューブの下からFサスペンションを差し込みます。
フレームチューブにFサスペンションを取付後、上部パーツをＦサスペンションコラムの上から差し込み取付けます。
ハンドル、ステム取付
ハンドル、ステムをFサスペンションのコラム上部より差し込み固定します。
ハンドル、ステムの取付けについては、自転車ハンドルステム取付を参考にしてください。
ディスクブレーキ取付
ディスクブレーキの上下2箇所あるボルトを 5mm六角レンチで締付固定します。
※ディスクブレーキを固定する際、ブレーキ本体とディスクブレーキローターの両側にわずかな隙間ができる位置で固定します。
ディスクブレーキ調節
ブレーキ本体にある、ディスクローターを挟み込む部分の固定側（上から見て左側）にわずかに隙間ができるように、ブレーキ本体の取付位置を微調整します。
隙間がない場合、ブレーキをかけてない状態でもディスクローターがブレーキパットに当たり、タイヤが回転しません。
隙間が大きいと、ブレーキをかけるたびにディスクブレーキローターが曲がる為、ローターが変形し真直ぐ回転しなくなる可能性があります。
ブレーキ本体のディスクローターを挟み込む部分の可動側（上から見て右側）は、取付後でもディスクブレーキ本体の右側面にあるボルト(5mm六角レンチ)を回すことで調節が可能です。
ブレーキワイヤーをたるみがないよう引張り固定します。
固定後、前輪のブレーキレバーを握り、握りしろを確認します。
握りしろが深いと、調節ボルトを右に回し隙間を狭めます。
握りしろが浅いと、調節ボルトを左に回し隙間を広げます。
ブレーキレバーの握りしろが、丁度良い位置に決まれば調節完了です。
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まとめ
フロントサスペンション交換の際に気を付ける点
取付けようとするＭＴＢのタイヤサイズ（26、27.5、29erインチ）と合っているか
チューブの内径とフォークの外径のサイズが合っているか
また、サスペンションのコラムが長い場合、パイプカッターで切断する作業が必要です。
新しいフロントサスペンションに交換する場合は、下玉押し、スターファングルナットの取付が必要になります。
ＭＴＢフロントサスペンションの寿命は、使用環境やメンテナンスの状態にもよりますが、毎日使用すれば5年ぐらいで交換が必要になります。
フロントサスペンションをグレードアップするためや、長くＭＴＢを乗り続ける上で交換作業は必要になってきます。
初めは難しと感じる作業ではありますが、できるようになればカスタマイズの楽しさを実感できると思います。
このブログを参考にフロントサスペンションの交換をマスターして下さい。
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